ブルースタジオやリビタ、さくら事務所などが参画する業界横断型プロジェクト「ハ会」は22日、現在の中古住宅市場が抱える問題点やこれからのストック社会のあり方について考えるシンポジウム「VIVA! 中古」を開いた。ツイッター上で話題を呼んでいたこともあり、建築・不動産業界を中心に300人以上が参加したほか、インターネット中継にも多くのアクセスが集まるなどハ会が掲げるスローガン“ニッポン住宅維新”に対する関心の高さがうかがえた。
開催に先立ち、発起人の石井健・ブルースタジオ執行役員は「同じ志を持った人が議論することで世の中をより良い方向に導くことができる。一人ひとりは小さな存在だが、ハ会の活動によって大きなうねりを生み出せると期待している」とあいさつした。シンポジウムでは齊藤広子教授が「ストック型社会を阻害する既得権益の撤廃」をテーマに講演。その後、14人のパネラーによるパネルディスカッションを実施した。
当日の模様は動画サイトのユーストリーム特設ページ(http://www.ustream.tv/user/hakai)で見ることができる。次回シンポジウムは新築をテーマにした「新築バンザイ!?」(7月27日)、賃貸をテーマにした「賃貸上等w」(8月下旬)、都市をテーマにした「バイバイ20世紀なう『人・街・住まい・都市』」(9月下旬)をそれぞれ予定している。