野村不動産ホールディングスは6月21日、環境との調和が取れた街づくりを目指し、グループの環境理念を策定した。「住む」「働く」「憩う」の3つをテーマにエコを追求する。
住むエコでは、分譲マンション開発で省エネ技術・設計を標準仕様に掲げる。例えば、二重サッシや複層ガラス、高効率型給湯器、LED照明といった製品を用いることで温暖化ガスを減少する。共用部の電力の一部に太陽光発電など自然エネルギーを導入するほか、雨水の再利用、植栽計画を工夫した日除けや風の通り道を効果的に確保する。
ビル事業でもLow-Eガラスの採用や屋上・テラス緑化、自然採光、水冷パッケージなど最先端の省エネ対策を講じて働くエコをめざす。
憩うエコとして、屋上緑化やドライミスト、屋上庭園などを取り入れる。また、地域交流も強化する。毎年開催しているホタル観察会やめだかの放流会、ビオトープ教室などを引き続き推し進める。