民主党の都市・まちづくり議員連盟(中野寛成会長)が10日、発足した。都市・まちづくりにかかわる現在の法体系を抜本的に見直し、景観やまちづくりの基本原則を示す「景観・まちづくり基本法」の制定のための調査・研究を行っていく。
景観・まちづくり基本法は、民主党が発表した政策集「INDEX2009」にも盛り込まれている。都市計画法の改善や建築基準法を単体規制に特化するなど地域の歴史や風土をまちづくりに反映しやすくするための検討を進める。
10日開かれた第1回会合で中野会長は、「人口減少社会を迎え、高齢化や中心市街地の
空洞化など高度経済成長期では考えられなかったような問題が浮かび上がっている。縦割りではなく、日本の国土形成全体からの議論が必要だ」とあいさつした。
次回会合は国会終了後を予定している。