藤和不動産は６月12日から、建築物環境総合性能評価「ＣＡＳＢＥＥ名古屋」のＡランクを取得した開発中の分譲マンション「ベリスタ志賀本通」（総戸数30戸）を発売する。名古屋市都心共同住宅供給事業制度を適用した物件でもあり、共用部分の整備費用など一部を名古屋市と国から補助を受けている。藤和不が同制度をするのは６物件目。

　規模は10階建て延べ2405平方メートル。間取りは2ＬＤＫ、2ＬＤＫ＋Ｓ、3ＬＤＫで、専有面積65～75平方メートル。販売価格は2488万～3648万円で、最多価格帯は3100万円台、3400万円台、3500万円台になる。１フロア３戸とし、角住戸率が高いプランニングにした。全戸南向き。

　同物件は、主に環境負荷削減と環境品質・性能の２つの側面から総合的に評価・認定されたもので、建物の外部へのＣＯ2（二酸化炭素）排出を抑制し、換気や遮音性にも配慮した設備・仕様になっているのが特徴。高齢者等配慮対策等級では３、省エネルギー対策等等級最高ランク4の認定を受けている。

　また、空地率57％で敷地全体の25％を緑化する。公開空地の舗装には保水性コンクリート平板を採用し、土に近い吸収・保水・蒸発散機能を持たせヒートアイランド現象の緩和を図る。

　最寄りの志賀本通駅から徒歩２分に位置する。完成は今年８月下旬を予定している。