土地を買って貸し出す「JINUSHI(地主)ビジネス」を展開する日本商業開発は、今年度中に地主ファンドを設立する。首都圏や地方市部でマンションなど住宅地集積する用地を組み込み、3年以内に500億円規模のファンドに育てる計画。
同社のビジネスでは、購入した土地を食品スーパーの運営を手掛ける会社などに長期に貸し出し、借りた側がそこに商業施設を建設する。ライフコーポレーションやヨークマートなどが主な取引先。建物の建設・保有はテナント負担であるため修繕や改修といった再投資が不要で、借地契約期間が終了後にテナントが建物を解体して更地で戻ってくる仕組み。土地の売却も行い、今年3月には日本リテールファンド投資法人に3案件を一括売却した。