築10年のマンション、価格維持率1位は小田急小田原線/東京カンテイ調べ

 新築で購入した築10年のマンションを売却する場合、小田急小田原線では取得した時とほぼ同じ価格で売れるのに対し、西武新宿線や同池袋線では7~8割程度でしか売ることができない。東京カンテイが実施した都内の鉄道路線と中古マンション価格についての調査からはこんな相関性が明らかになった。

 新築時のマンション価格を100%とし、築10年で売却した際の価格維持率(リセールバリュー)を調査した。対象は小田急小田原線、東急田園都市線、JR中央線、京王線、東武東上線、西武池袋線、西武新宿線の7路線。各路線の駅を10キロ圏ごとに区分けし、それぞれのリセールバリューを算出した。

 始発駅から10キロ圏内の平均リセールバリューは87・0%。路線別では、小田急小田原線(新宿~千歳船橋)が97・0%と最も高く、次いで東急田園都市線(95・2%、渋谷~二子玉川)、JR中央線(91・1%、新宿~荻窪)、京王線(89・0%、新宿~千歳烏山)がそれぞれ9割程度を維持している。

 逆に、リセールバリューが最も低かったのは、高田馬場がターミナルとなっている西武新宿線(西武新宿~下井草)の75・4%。西武池袋線(79・7%、池袋~練馬高野台)、東武東上線(81・4%、池袋~下赤塚)といった池袋を起点とする2路線も資産価値が落ちやすいことが浮き彫りになった。

 始発駅から近い距離では路線ごとのリセールバリューにばらつきが見られるが、30キロ圏(平均リセールバリュー72・4%)に目を移すとその差は縮まっている。リセールバリューが最も高いJR中央線(国分寺~立川)で77・0%、最も低い西武池袋線(秋津~小手指)の67・1%と比べても10ポイント程度の開きにとどまる。


公開日: 2010年5月21日