maneo/コーポラハウス上棟資金、オークションで1750万円調達

 ソーシャルレンディング(個人間融資)を手掛けているmaneo (=マネオ、東京都千代田区、妹尾賢俊社長)が10日に実施したコーポラティブハウスオークションで、日本のソーシャルレンディングとしては史上最最高額となる1750 万円の資金調達が同日、成立した。

 ソーシャルレンディングは、インターネット上で「お金を借りたい個人」と「お金を貸したい個人」をつなぐ場を提供するサービス。お金を借りたい個人が、金額・金利・目的などを記した「オークション」(貸付の募集)を開催し、貸し手を募る方式。

 今回のオークションでは、アーキネット(東京都渋谷区、織山和久社長)が提供するコーポラティブハウス方式による住居(計10 世帯)の上棟資金調達のために行った。マネオは、無事オークションが成立した点について、投資家は年5・0%(税引前)の投資利益を得ることができ、6カ月の短期間投資などが他の投資商品と比べて大きなポイントになったとしている。

 アーキネットの織山社長は「コーポラティブハウスの普及に大きな弾みになる。マネオのダイレクトファイナンスが、新商品の開発と募集に向いた仕組みであることを実感している」とコメント。

また、妹尾社長は、「ソーシャルレンディングの新しい領域を開拓できたと思う。リターンと安全性のバランスを考慮した今回のような商品を今後も展開していきたい」という。


公開日: 2010年3月17日