野村不動産は9日、豊島区で建設を進めている「プラウドシティ池袋本町」(総戸数785戸、地下1階地上15階建て)の第1期販売325戸が最高倍率7倍(平均1・56倍)で即日完売したと発表した。昨年11月下旬にモデルルームをオープンし、登録絞め切りまでに約6600組超が来場した。今月下旬から第1期2次として50戸程度を追加で販売する予定。
属性を見ると、年齢は30歳台が全体の47%程度を占め、40歳代が約25%。平均家族数は2・5人。主に豊島区、板橋区、北区の地元3区といった需要が強く約50%となった。東京23区では約75%。職業別で見ると、会社員や公務員が中心で、次いで医師や弁護士といったタイプが買い求めた。
同社は、4分の3以上が年収1000万円以下の層だが、自己資金は1000万円以上拠出している人が6割を占めているといい、「贈与税非課税枠の拡大が購入の背中を押したのではないか」と分析している。当初予定通り、年内中に785戸を完売する計画。
場所は豊島区池袋4丁目ほかで板橋駅徒歩2分に位置する。