お金を借りたい人と貸したい人をインターネット上で仲介するサービスを提供しているmaneo(=マネオ、東京都千代田区、妹尾賢俊社長)は10日から、アーキネット(東京都渋谷区)が提供するコーポラティブハウス方式による住居づくりの上棟資金調達にソーシャルレンディング(個人間融資)を活用したオークション(貸付募集)を開催する。
コーポラティブハウス方式の住居づくりの資金調達が厳しい中、マネオのスキームを用いて柔軟な資金調達ができる点を売りにする。それに伴い準備サイトもオープン。今回、東京23区内の城西地区に住居を建設中の10世帯の建設費用をオークション開催し、資金を貸し付けたい個人から計1750万円の調達を目指す。
貸し手は4万円から参加でき、税引き前5%の投資利益が得られるのがメリット。借り手は187日の短期借入に対し年利6%。マネオでは、「一般的な金融機関からコーポラティブハウス方式で借り入れた場合は、竣工後の住宅ローンなどで不自由な付帯条件が発生する。こうした点を考えれば借り手のメリットは大きい」という。
概要は次のとおり。
■オークション名=「短期のつなぎ資金!今秋プロジェクト完了予定コーポラティブハウスの上棟資金」■貸付の募集期間=3月10日~24日■借入人=コーポラティブハウスの建設組合員(全10世帯)■借入予定金額=1750万円■利回り=年5%(マネオ手数料1%控除後、税引き前)■入札可能金額=一口4万円以上、上限なし(1万円単位)■運用期間=3月25日~9月28日■元利金の分配=貸付元金は最終返済日に一括返済され、7営業日目に一括償還。利息収益は毎月分配