不動産業界に入ってから住宅を取得した不動産業者の7割強が現在の住まいに「満足」と回答していることがアットホームの調査でわかった。業界に入る前に取得した人に比べ満足度が大幅に上回っており、同社では「不動産会社で得られた知識や経験が自身の住まい選びに寄与している」と見ている。
全国の不動産業者1116人にアンケートした。業界に入る前に住宅を取得した人(442人)の満足度は58・6%にとどまった一方、業界に入った後に決めた人(674人)はこれを16・5ポイント上回る75・1%と実務で得た知識や経験を生かしながら賢い住まい選びをしているようすがうかがえる。
業界経験後の取得者に物件をどう探したかを問う質問では、「自社で保有、または管理している物件の中から」が21・0%がトップ、次いで「レインズなどの不動産会社間流通情報」(20・9%)となった。また「知人、同業者から」(8・2%)も多く、不動産業の利点を生かしながら情報収集している。