マンションの収益力、首都圏トップは「品川駅」/東京カンテイ調べ

 新築マンションを購入後賃貸した場合、何年で投資資金を回収できるかを示す「新築マンションPER」が首都圏でやや改善していることが東京カンテイの調査でわかった。価格調整が大幅に進む一方、賃料変動は小さかったことから収益性は回復基調となっている。

 マンションPERは、駅ごとの新築平均価格を年間の周辺相場賃料で割った値。PERが低ければ収益性が高く、反対に高ければ収益性が低いことを示す。例えば、2008年の首都圏平均PERは26・39で、新築購入後に賃貸して投資資金を回収するまでに26・39年かかるという判断指標になる。

 09年の首都圏平均PERは、前年から0・99ポイント低下の25・4とやや改善した。昨年はPER26以上の駅が全体の51・3%(234駅)を占めていたが、価格が上昇しすぎた郊外などで価格調整が大幅に進んだことから今年は39・0%(147駅)に減少した。PER20以下の駅は22駅から30駅に増えた。

 駅別のPERランキングはJR品川駅が8・43で収益性トップ、次いで東京メトロ明治神宮前(14・59)、JR海浜幕張駅(16・48)が続いた。品川駅と明治神宮前駅では、低価格で話題を呼んだ定期借地権マンションがPER改善に大きな役割を果たした。12位の川口元郷(18・5)も定借物件の影響を受けた。 


公開日: 2009年7月30日