ミサワホームは今期、分譲地に建設する街中型展示場の展開を強化する。従来、自社が建設したものを公開してから販売していたが、今期からは消費者から請け負って建築した住宅を１～３カ月の短期間借り受け、モデルハウスとして使用してから引き渡す運営方式も採用。保有リスクをより一層抑えるとともに、住宅を購入する消費者の負担軽減にもつながる。
　当面は全国85支店それぞれが常時３棟を運営する体制を整える。将来的には各支店が５～10棟を運営するように整備していく意向だ。
　同社では、住宅展示場のモデルハウス出店数をピーク時の２６２棟から約40棟減らす計画を進めており、今期は20棟減らす方針。総展の減少分を街中型でカバーしていく。