商業施設向けの白色LED向け照明システムを開発 大和ハウスなど

 大和ハウス工業は、京セラ、鉄鋼関連商社のナベショーと商業施設向けの白色LED照明システム「grace lumino(グレース ルミノ)」を4月1日から発売する。「紫色LED+RGB方式」を採用。青色LEDに比べて発光効率は低いが、色むらが少ないなどの照明に適したLEDだという。また医学的見地から、蛍光灯よりも眼疲労やストレスを軽減することも実証している。
 ナベショーの顧問を務める著名な照明家の豊久将三氏が持つ照明器具の配光・光学設計技術を、新開発したエネルギーモニタリングシステムと組み合わせた。店舗・オフィス内に照度センサーを設置して制御装置をリンクさせることで天候や時間帯、地域、求める明るさなどによって、自動的に店内に配置した照明の一つひとつの照度を調整する。これにより、照明の消費電力やCO2の排出量は蛍光灯と比べて約53%小さくなる。また、LEDの発光体部分をセラミックで覆うことで、超寿命化を進めた。従来市販されているのLED照明の約4万時間(約4年7カ月)から、約2・5倍の約10万時間(約11年5カ月)まで寿命を延ばしている。
 そのエネルギー消費量やCO2排出量をモニターで確認できるシステムで、インターネットを介して店舗チェーン本部などで一元管理できる。改正省エネ法により、事業者単位でのエネルギー管理が導入されることになるため、店舗・事務所の運営主体(コンビニエンスストアの本部など)は、自主管理基準の作成や計測・保守点検の記録が義務化される。そのため、大和ハウスでは一定規模のニーズが発生すると見込んでいる。
 4月からは初弾商品としてコンビニ向けシステムが発売される。その後、5月に街路灯、6月にホテル、小規模店舗向け、7月にオフィス向けと順次商品開発を進める。現在は住宅用のシステムも研究を進めており、早期の実証実験、商品化を目指している。
 コンビニ1店舗への設置価格は器具・施工費など込みで約250万円を見込んでいる。シミュレーションによれば、1店舗当たり早ければ3~4年で回収できる計算だ。販売目標は売上高200億円。


公開日: 2009年3月19日