国土交通省は11日、08年度第2回「住宅・建築物省CO2推進モデル事業」として、住友林業のパッシブ+アクティブ利用住宅や、パナホームの家・街まるごとエネルギーECOマネジメントシステムなど11プロジェクトを採択した。
部門別では新築9件(建築物5件、戸建住宅3件、集合住宅1件)、改修(建築物)1件、マネジメント1件。8月1日から9月12日に公募し、応募した23件の中から建築研究所が設置した評価委員会で選定した。
建築研究所は「今回は応募総数が減少したが、第1回の採択内容などが反映されておりレベルの高い提案が多い。既往要素技術の羅列ではなく、ハード・ソフトの両面でよく練られていた。〝見える化〟など消費者の意識に働きかける取り組みや地方公共団体との協調などが特徴的だった。集合住宅の提案が少なく、また街区レベルの取り組みなども、今後期待したい」としている。