(財)東日本不動産流通機構は23日、7-9月期の首都圏不動産流通市場の動向をまとめた。中古マンションの1平方㍍あたり単価は、平均39・4万円(前年同期比0・2%下落)。前年同期比では03年以来20期ぶり、前期比でも16期ぶりに下落した。成約件数は6884件(同4・6%増)だったが、一方で売出しを示す新規登録件数の前年比増加率15・4%を大きく下回った。
なお戸建て住宅の成約件数は3137件(同0・9%増)で7期ぶりに前年同期を上回った。新築が6期連続で減った一方、中古住宅が2期連続でプラスとなったことが影響した。土地は成約件数888件(同6・1%増)と3期連続で前年同期を上回った。
すべての分野で成約が前年より増えていることから、地価下落の影響で土地取引が活発になっているようすがうかがえる。