国土交通省は15日、住宅瑕疵担保履行法に基づく住宅瑕疵担保責任保険法人としてハウスジーメン(東京都港区)を指定した。保険料の算出規程などを盛り込んだ業務規定の認可を国交省から受けた後、業務を開始することになる。業務開始予定日は、11月1日。
住宅瑕疵担保履行法では、新築住宅の売り主などは、住宅の発注者や買い主の保護のため、供託か保険加入による資力確保が義務付けられた。保険の加入を選択する場合は、工事中に検査が入るため、着工前の申し込みが必要になる。このため、来年10月1日以前にも売却・引き渡しを予定している物件でも、工事の遅延や売れ行きの低迷などの影響で、同日以降にずれ込む可能性があることから、国交省では早期の保険の加入を呼び掛けている。
保険法人の指定は、住宅保証機構、住宅あんしん保証、ハウスプラス住宅保証、日本住宅保証検査機構についで5社目。