大和ハウス工業は10月11日、愛知県日進市の総合住宅展示場にアメニティアドバイザーの近藤典子氏とのコラボレーションによるモデルハウス「ケーススタディハウス」をオープンした。同社と近藤氏のコラボ企画「暮らしごこちデザインプロジェクト」の実証棟となるケーススタディハウスはさまざまな生活提案を行うもので横浜、神戸に続く3棟目。それ以前に広島で建設したモデルハウスを含めて、近藤氏とのコラボ企画は4棟目となる。
今回オープンしたケーススタディハウス名古屋は「収める」がキーワード。空間の有効活用、動線の効率化、コミュニケーションとプライバシーのバランスの確保を提案する。
2階の子ども部屋と主寝室の両方から入れるように設置したウォークインクロゼットでは、一方に壁から上半身に着る衣類、もう一方に下半身に着る衣類をかける。上半身に着る衣類は壁から60cm必要である半面、下半身の衣類は40cm程度で足りる。はっきり左右に分けることで真ん中に70㌢㍍以上のスペースができ、「クロゼットの中からわざわざ衣類を取りだして部屋で着替えるというムダがなくなり、クロゼットの中で着替えることができる」(営業本部統轄管理部・井ノ口敦子主任)。
同社では、このウォークインクロゼットの標準化の検討を開始した。すでに最新商品の「xevoC」のオプションプランの1つとして採用している。