価格調整が鮮明、中古マンションは上向きに/東日本レインズ第一四半期調査

(財)東日本不動産流通機構は23日、08年4月~6月の首都圏不動産取引動向をまとめた。すべての物件種別(中古マンション、戸建て住宅、土地)で新規登録価格が下落し、価格調整傾向が鮮明になっている。中古マンションでは、成約件数が2期連続で前年同期を上回るなど市場に明るさが戻りつつある。
 
 中古マンションの成約件数は7449件(前年同期比7・0%増)。2期連続で前年同期を上回り、増加幅も前期(同2・2%増)から拡大した。東京都区部では3期連続で前年同期を上回った。

 成約増は、価格調整が進んだことが要因。売出価格を示す新規登録価格は、1平方㍍あたり単価51・5万円(同11・7%上昇、前期比1・6%下落)と前期比では10期ぶりに下落した。対する成約物件価格は、1平方㍍あたり40・7万円(同7・5%上昇、同0・6%下落)。双方の価格乖離率は16・3%と前期(18・7%)より縮小している。

 成約物件の平均築年数は16・3年。前年同期(17・3年)より築浅にシフトした。「数年前と比べ、築5年以下の物件取引量が増えた」(三井不動産販売)など、中古市場に新古物件が多く流通しているという声もある。こうした傾向は湾岸エリアに顕著だ。

 新規登録物件は4万3271件(前年同期比33・3%増)と依然高い水準。ただ増加率は縮小している。

 戸建て住宅の成約件数は3483件(前年同期比0・5%減)。6期連続で前年同期を下回った。新築・中古別では、中古戸建ては2532件(同1・7%増)と7期ぶりのプラスになった。

 新規登録価格は4448万円(前年同期比3・1%上昇、前期比1・5%下落)と、前期比で9期ぶりに下落。戸建てでも価格調整が進んでいることがわかる。対する成約価格は3457万円(同3・4%上昇、同0・3%下落)で、前期比4期連続の下落となっている。

 土地(100平方㍍~200平方㍍)の成約件数は1012件(前年同期比11・3%増)。2期連続で前年同期を上回り、8期ぶりに1000件台となった。横浜川崎地域で54・7%増、東京多摩地域で29・8%増など郊外で大幅に上回っている。

 新規登録価格は、31・9万円(前年同期比1・8%上昇、前期比2・4%下落)。2期連続で下落している。成約価格は、1平方㍍あたり単価21・6万円(同10・1%下落、同4・7%下落)となっている。


公開日: 2008年7月24日