長谷工コーポレーションは5月30日、新たな廃棄物リサイクルシステムを構築したと発表した。従来、段ボール古紙循環や木くず循環などの再利用システムを構築するなど積極的に環境問題に取り組んできた。
新たなシステムは、作業所で使用しているヘルメット(保護帽)本体を細かく破砕し直径数ミリ程度のプラスチック小粒(ペレット化)にし、雑貨や玩具に再利用する。アゴひもや、内部のクッション材は、熱分解したガスを燃料や化学原料として利用する。また、作業所に掲示している環境・安全・品質の「啓蒙シート」で、不要になったものは、これまで再利用しにくい素材の組み合わせであったことから廃棄処理していたが、同シートを制作している会社と連携し、再び啓蒙シートに復活させるなどのシステム構築に成功した。