「イノスの家」次世代省エネルギー基準を標準化へ 住友林業・イノスグループ

 住友林業の地域工務店ネットワークであるイノスグループは5月28日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで全国大会を開いた。会場には会員企業経営者ら約500人が集まり、本部の方針発表などに耳を傾けた。
 同グループの07年度に受注1102棟として、累計2万棟を超えた。また、会員も321社(前年度比44社像)と大幅に増えた。「厳しい環境下で健闘したのではないか」(住友林業イノス事業部長・高桐邦彦氏)。高桐氏は08年度の本部方針・施策について説明。今期は①体制拡充②商品強化……などを重点施策として掲げる。
 ①では、今年度の目標を会員数400社、年間受注棟数1500棟を目標に据える。同グループでは、社会での存在感を急激に高めるための基準数値を会員500社、年間受注3000棟と設定しており、今年度の目標である1500棟を区切りにして09年度に実現したい考えだ。
 ②では戸建て商品「イノスの家」の商品開発を強化。次世代省エネルギー基準(品確法による等級4)を標準仕様にするほか、国産材を活用することなどで環境性能をアップした新商品を投入する。また、施工の手間やコストを軽減して生産性を向上するため、施工を合理化する工法の開発も行っていく。
 このほかにも、施工技術や営業方針などの面で一定条件をクリアした「マイスター会員」を推進して現状の27社から80社まで増やす考えだ。


公開日: 2008年5月29日