融資審査厳格化で法人仲介が不振 東京建物不動産販売第1四半期

 東京建物不動産販売の08年12月期第1四半期決算(連結)の売上高は26億4600万円(前年同期比51・7%減)、営業損失8500万円(前年同期は営業利益16億2000万円)、経常損失2億4800万円(同経常利益15億6400万円)、四半期純損失2億6500万円(同四半期純利益9億9200万円)となった。
 セグメント別では主力の仲介で金融機関の融資審査厳格化の影響が大きく、中規模以上の不動産を中心に取引が成立しにくくなったことで法人仲介が不振。売上高・営業利益ともに大幅減となった。また、販売用不動産を仕入れてバリューアップして売却するアセットソリューションでは、売却予定が第2四半期以降に固まっており、第1四半期には売却しなかったため、こちらも売上高・営業利益が7~8割の大幅減。仕入れは順調で松濤や東新宿などで販売用不動産を取得している。
 通期業績予想については変更なし。予想数値は売上高235億円(前期比13・7%増)、営業利益43億円(同5・2%増)、経常利益41億円(同7・8%増)、当期純利益24億5000万円(同9・5増)。


公開日: 2008年5月2日