駐車場事業に統合基幹システムを導入 三井不動産販売

 三井不動産販売は駐車場事業「三井のリパーク」に新たな駐車場ネットワークシステム「Rism(リズム)」を導入した。同社では99年にオンラインで稼働状況をリアルタイムで把握・発信できる「インテリジェントゲートシステム」を導入し、駐車場のIT化を進めていたが、リズムはその機能を大幅に拡張した第二世代システムという位置づけ。
 前システムで駐車場の入出庫・精算・機器故障などは搭載していたが、新システムではその機能を拡張。このほか、駐車場の稼働データから稼働率・売上げ状況などを簡易分析する機能、コールセンター業務支援、事業地の開設から運営にいたる管理業務支援機能を追加搭載する。データ分析では、月・曜日・時間帯別などの稼働状況を分析し、稼働率最大化を目指す材料を提供。運営管理施策に反映させることで市場ニーズ・オーナーの要望に応えていく。
 リズムの開発は日本電気(NEC)に委託した。同社では「導入により、駐車場事業の各種データをリアルタイムで収集・分析・一元管理することが可能になり、社内での情報共有や連絡帳票などの削減による生産性の向上を図ることができる」としている。


公開日: 2008年1月11日