(社)不動産協会と(社)不動産流通経営協会は9日、都内で新年賀詞交歓会を開催した。各協会に加盟する企業のトップや役員、国会議員など約一千名が参加した。
冒頭、挨拶にたった不動産協会の岩沙弘道理事長は「昨年後半はサブプライムローン問題などにより、世界経済に不安要素が広がった。また国内の政情にも変化があった。そのような中で、ビル市場は堅調に推移したものの、マンション市場は建築コスト上昇などが販売価格に影響を与え、在庫の増加や契約率低下などの現象が見られる。今年は日本の経済成長が継続するか否かの分岐点になる。我が業界も経済発展に寄与するようなイノベーティブな価値創造を行いたい」と語った。