不動産ファンド運営・企業再生のリサ・パートナーズは、倉庫事業を営む寶組グループの財務基盤の拡充と資金繰りの安定化に向けた金融支援に乗り出す。1月8日に財政再建構築の基本合意書を締結したと発表した。既存借入金のリファイナンスのアレンジを含む金融支援を行う。
寶組グループは、倉庫業を中核に首都圏だけでなく、米国に優良な不動産を保有している。保有資産は日本国内で約1300億円、米国で約1500億円ある。
ただ、その資産規模に対応した借入金を多額にしていることから、リサでは、思い切った資産と財務の再構築が必要と判断し、これまでにもリファイナンスや一部物件の処分などの助言業務を行ってきた。