アットホーム（松村文衞社長）は12月14日、運営する不動産ポータルサイト「アットホームウェブ」を全面リニューアルする。今回のリニューアルは「96年のサイト開設以来最大。いわばサイトを一から構築し直したようなもの」（同社）としている。
　同社によれば、不動産ポータルサイトで初めて「Ａｊａｘ（※）」による検索機能を搭載。トップページのデザインも一新したうえ、Ａｊａｘ版のトップページを新設、任意で切り替えることができるようにした。「レスポンスの良い画面遷移により、ユーザーがストレスを感じることなく検索できる快適な操作感が特徴」（同社）という。
　このほか、検索機能には地図検索や路線マップ検索といった利用が簡単な機能を新たに盛り込んだ。また、利用者からニーズの高い相場情報を地図上で視覚的に把握できる「相場ビジュアライズ機能」を新設するなど、ユーザビリティにこだわった。
　検索した物件情報には、複数物件の詳細を一画面上で見られる機能を搭載。また、検索条件の設定をもとに類似条件の物件も推薦するリコメンド機能も新設した。また、ユーザーが物件詳細ページに表示されたボタンをクリックするとサーバーが自動取り次ぎして不動産会社とユーザーの電話が繋がる「ウェブコーリング」を導入した。
　このほか会員向けでは店舗紹介のデザインを３パターンから15パターンに増やした。
　※Ａｊａｘ…対話型ウェブアプリケーションの実装形態。従来よりも操作感が向上し、ウェブの読み込みなどに伴うストレスが軽減する新技術。