プルデンシャル・リアル・エステート/不動産投資会社を買収、日本・北アジア事業拡大へ

 プルデンシャル・リアル・エステート・インベスターズ(=PREI、米ニュージャージ州、チャールズF・ローリーCEO)は12月10日、日本と北アジアでの事業拡大を継続するため、2001年から日本で不動産投資を行っているラウンドヒル・キャピタルパートナーズ(東京都千代田区)を買収し、プルデンシャル・リアルエステート・インベスターズ・ジャパンを設立したと発表した。
 PREIは94年から、アジアではシンガポールのオフィス事業を手がけてきたほか、顧客を代行してシンガポールや香港、日本、マレーシア、フィリピン、インドネシア、韓国、中国、タイ、インドで投資をしている。
 今回、買収したラウンドヒル社はすでに日本を含むアジア地域で19物件・総額15億米㌦(以下㌦)の投資をし、03年からはPREIと独占協定を結び、不動産買収や不動産資産運用サービスを提供している。
 PREIのアジアにおける総運用資産は07年6月末時点で44億㌦(純運用資産24億㌦)で、うち半分以上は北アジア地域の資産。ドイツと中東の機関投資家向けの「アジア・プロパティ・ファンド」を通じて日本の不動産に13億㌦を投資している。ちなみに総運用資産は396億㌦(純運用資産288億㌦)。


公開日: 2007年12月11日