野村不動産 「幡ヶ谷」でコンパクトマンション第1弾

 野村不動産は12日、単身者やDINKS、熟年層向けの都市型コンパクトマンション第一弾「プラウドジェム幡ヶ谷」のモデルルームをオープンする。昨年8月、社内にコンパクトマンションチームを立ち上げ、企画を練ってきたもので、デザイン性とライフスタイルの提案を重視するとともに、「女性の視点」を随所に盛り込んでいるのが特徴。限られた空間が美しく機能的にまとめられている。近く第2弾、3弾も分譲する。\n 「幡ヶ谷」は、京王新線幡ヶ谷駅から徒歩4分、渋谷区幡ヶ谷2丁目に位置する5階建て全72戸の規模。専有面積は約30~68平方メートル、予定最多価格帯は2800万円台(32~37平方メートル)。販売開始は5月中旬。\n 最大の特徴は、設計に渡辺真理氏が主宰する設計組織ADHを起用。“脱LDK”の発想を取り入れていること。廊下部分を少なくし、引き戸、可動収納などで広がりを感じさせる工夫を施している。可動収納は高さ160センチ、横70×3センチ、縦60センチのもので、様々な組み合わせでライティングデスク、ドレッサーも取り付けられる。\n 「女性の視点」を取り入れているのも特徴だ。企画に当たっては社内の女性4人も参画し、様々な提案を行っている。デザインを“野村ホワイト”と呼ぶオフホワイトで統一しているのもその一つ。光沢を消すことで上品な空間を演出。収納の小口をきれいに見せたり、キッチンシンクにフタを取り付けられるようにしたり、引き出し式ゴミ箱、フランス・ブラント社の2口IHヒーター、2ウェイベッドルームなどが目を引く。使用タイルや引き手のデザインを統一するなどの細部にもこだわっている。\n 全体計画では、敷地の中央には中庭を設け、自然光通風に配慮。西側壁面には、可動ルーバー型雨戸を開発。ルーバーが移動することによって、建物のファサードが変化するよう意匠性にも工夫を凝らしている。屋上は一部緑化する。\n 間取りは、とかく平凡になりがちなコンパクトマンションと異なり、L型やI型など複雑な平面の組み合わせで、個性的なプランを提案。42プランバリエーションとしている。 \n セキュリティにも力を入れており、セコムの防犯システムを採用する。\n コンパクトマンション市場は、昨年、東急不動産が参入したのを始め、東京建物も今年から参入。丸紅、プロパストの先発組、さらには既存のワンルーム専業なども加わり、にわかに激戦の様相を呈してきた。


公開日: 2003年4月11日