ジョーンズ ラング ラサール/インド本格進出、旧トラメル・クロー・メラージュ社買収

 ジョーンズ ラング ラサール(JLL)は6月12日、インド最大級の非上場不動産サービス会社の旧トラメル・クロー・メグラージュ(TCM)を買収し、新会社「ジョーンズ ラング ラサール メグラージュ」を設立した。これにより、インド市場最大の不動産サービス会社が誕生した。旧TCMは、商用、小売、住宅などのニーズに応え、多国籍および国内企業に不動産サービスを提供していた。
 新会社は、2009年に売上高1億㌦の突破を目指すとともに5都市にオフィスを開設し、計15都市で営業を展開する計画。ホテル、コーポレート・キャピタル・マーケット、デッド・アンド・デリバディブ、アセットマネジメント、モールマネジメントといったサービス部門も新設する予定でいる。人員は、現在の2800人体制から35%増強する。
 今回のM&AでJLLは、インド市場で一気に事業規模を拡大する。旧TCMはJLLが持つ資源にアクセスできることで、クライアントのグローバルニーズを満たしていくメリットがある。


公開日: 2007年6月19日