ジャパンリアルエステイト投資法人が5月17日に発表した2007年3月期決算は、営業収益169億6000万円(前期比8・9%増)、営業利益83億400万円(同17・9%増)、経常利益71億8400万円(同20・2%増)、当期純利益71億8300万円(同20・2%増)で、上場以来、11期連続して増収増益を達成。「北の丸スクエア」が大きく貢献した。3月28日に発表した「三菱総合研究所ビルヂング」と「三菱UFJ信託銀行本店ビル」の資産交換で交換差益4億5900万円を計上した。分配金は、1万7521円(前期末1万7302円)だった。
期末時点の資産規模は、50物件、4412億7600万円。ポートフォリオの稼働率は97・8%。LTV比率は前期末49・5%から31・5%に大きく低下。「晴海センタービル」の取得を睨み、晴海フロント特定目的会社の優先出資証券を2億6800万円分取得しており、08年3月期までに同センターを取得する予定だ。
07年9月期は、営業収益170億円、経常利益70億円、当期純利益70億円の見通し。分配金は1万7090円。6月1日には「8・3スクエア北ビル」を71億円で取得する予定。