中期経営計画を策定 住友不動産販売

 住友不動産販売は20年3月期を初年度とする3カ年計画「新中期経営計画2010」を策定した。リテール仲介の取扱件数増加を重点施策と位置づけた。
 リテール仲介の具体的な施策は店舗展開とIT戦略の二本柱。店舗展開では全国250店舗(07年3月期比19店舗増)体制を構築。組織管理体制の強化のために、部・店舗の再編成を首都圏から着手する。既存店舗においては移転・改装を実施して集客増加を図るIT戦略では、売り物件収集方法の多様化を指向する。
 そのほかの主な戦略は①執行役員制度の導入②全社横断的なマーケティング部門の新設③仲介ホールセール部門の一本化④不動産販売業務の地域展開
 これらの施策に取り組み、最終年度である10年3月期の連結数値目標は売上高890億円(同26%増)、営業利益278億円(同33%増)、経常利益(同284億円)、当期純利益166億円(同51%増)とした。


公開日: 2007年5月10日