神奈川県の県産木材供給拠点検討委員会は、県産木材の加工・流通を促すための「県産木材供給拠点」の整備で、神谷コーポレーション(横浜市神奈川区)グループの提案を最優秀案に決定した。
同グループの提案は、森林所有者からユーザーまでが効果的に連携した「林業循環システム」を実現するため、市場での需要に応じた製材品を効率よく供給する生産機能を整備し、新たな都市型林業経営の確立をめざすもの。県の元総合グラウンド半原荘跡地(愛甲郡愛川町半原、約3万平方メートル)に、原木集荷・選別施設や無人自動製材施設、2×4用パネル加工施設、木材乾燥機、木くず焚きボイラー設備などを整備する計画。
県では国に補助金を申請。07年度以降に同グループが主体となり施設整備を行う予定。