ペンブローク・リアルエステートは11月9日、日本たばこ産業(JT)から元麻布3丁目の用地(1377平方㍍)を購入したと発表した。用地取得費用は公表していない。現在、JTが社宅として利用していた3階建てのアパート(全室空室)が建っているが、ペンブロークはここに外資系企業の駐在員向けの高級賃貸マンションを建設する計画。2007年後半から着工して、09年前半の完成を見込んでいる。総戸数は最大18戸で、専有面積は約200平方㍍の予定。ファンドなどへの売却予定はなく、自社保有となる。場所は港区元麻布3―7―10。
ペンブロークは、グローバルな金融機関であるフィデリティ・インベストメンツの不動産投資・開発部門。世界主要都市で物件取得、設計、開発などを手掛ける。オフィス・レジデンシャル分野で知名度が高い。同社では引き続き、日本での物件開拓を続けていく。