小田原駅東口お城通り地区再開発準備組合(丸太茂晴理事長)は、再開発ビルを建設・保有し管理運営を手がける事業施行者を募集する。提案内容の優れた事業者を施行者として選定する一般公募型プロポーザル方式で行うもので、対象となるのは延べ1万平方㍍以上の大規模複合施設の管理運営(または施工、発注)実績を持つ企業および企業グループ。参加希望表明書の提出は9月19日から29日。提案書提出を11月9日、10日に行い、11月下旬にも事業施行予定者を決める予定だ。
事業予定地は、小田原市栄町の約1ヘクタールで、既に基本設計が完了している。再開発ビルは、都市型ホテル、コンベンション、オフィス、商業施設と、施行者が自由に提案するフレキシブルゾーンなどで構成。基本設計では、地上8階延べ1万8254平方メートル、総事業費55億円を想定。うち10億円は優良建築物等整備事業による補助金が予定されている。07~08年度に建設工事を行い、施設開業は09年度。
施行者は、自ら資金調達し、権利変換等地権者の合意形成から、建設工事、ビルの管理・運営を担う。事業期間は、建設・除却期間を含め50年間。「土地は土地に建物は建物に権利変換」する手法を取り、土地は定期借地権を設定する。
提案書には、テナント誘致を含むビル運営方針や、管理体制、再開発事業の資金計画、ビル収支計画などの内容を盛り込む。
募集要項など詳細は、再開発準備組合HPに掲載。