三鬼商事がまとめた東京都心５区（千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区）の８月末の空室率が、14年ぶりに３％を割り込んだ。
　８月末時点の空室率は２.98％（前月比０.02ポイント低下）。中央区や港区、渋谷区で空室解消が進んだものの、他区で募集面積が増加。１カ月間で募集面積は1000坪減少にとどまった。
　都心部では依然として品薄感が強く、中規模の借りかえ移転についても好条件の大型ビルは探しにくくなってきている。このため、都心５区から周辺エリアへ移転する例も多いようだ。