東京建物は3月下旬から、賃貸マンション4物件を対象とした不動産小口化商品「東京建物インベスト・プラスⅡ」の販売を開始する。不動産特定共同事業法に基づいた金融商品。優先出資部分一口500万円で、募集総額(募集総口数840口)は42億円。 投資リスクを抑え、投資家に対し優先的に利益配分するため、優先出資・劣後出資方針を採用する。分配率は2・3%(税引前)を想定。劣後部分の匿名組合出資総額60億円のうち、7割を投資家の優先出資とし、残り3割を東京建物の劣後出資になる。これによって投資家は、組成時の評価額からの下落が3割範囲内であれば出資元本への影響を受けず、分配金も優先的に受け取れる。
投資対象は、東京建物が「アパートメンツ」のブランド名で展開する2005年竣工の高級賃貸マンション4物件(三宿、代々木上原、銀座東、白金高輪)。