東誠不動産 世田谷桜のマンション着工、耐震強度を万全にチェック

 東誠不動産はこのほど、東京・世田谷区桜1丁目に計画している総戸数108戸のマンションを戸田建設の施工で着手した。竣工は2007年2月末の見込み。同物件は東急世田谷線上町駅徒歩5分の高台の住宅街に位置する。
 規模は、鉄筋コンクリート造地下1階地上5階建てで、延べ床面積は約9879平方㍍。壁式鉄筋コンクリート構造で、住戸内に柱・梁がほとんどない設計なため、一部住戸は天井高を3㍍確保できる。さらにバルコニーの手摺をガラスにし、広々とした住空間を実現するのが特徴。このほか設備面で、洗面陶器ボウルをカウンター上部にセッティングし、欧米諸国で主流の「オンボードスタイル」にするなどデザイン性も追及する。外観は、オフホワイトの特殊形状タイル等を使用し、周辺環境との調和を図るほか、敷地内に350平方㍍以上の屋上緑化や沿道緑化を施す。
 耐震強度偽装事件に対応し、建築確認を受けた構造計算書を第三者の設計会社で再チェックを実施するほか、国が指定した第三者機関の審査で「住宅性能評価書」を取得する。


公開日: 2005年12月28日