アセット・マネジャーズは9月7日、イーアセット投資法人を東京証券取引所J―REIT市場に上場させた。公募価格50万円に対し初値は49万円、初日終値は49万4000円だった。同投資法人は、オフィス・商業施設・住居の三つに分散投資する。上場時の物件取得数はオフィスが9件、商業施設が1件、住居5件で、運用規模は515億1800万円。中長期的には1500~2000億円規模を目指す。平均築年数は6・7年。ポートフォリオのPML値は4・8%。
投資エリアは、東京を中心とする首都圏を主要な投資エリアと捉えつつ、首都圏以外の地域でも一定の割合で投資する方針。
アセット・マネジャーズグループの不動産ファンド事業からのサポート体制を取り、保有不動産の優先提供に基づく物件取得と、ウエアハウジング(一時的な保有機能)の提供によって物件を取得していき、効率的な投資主資本の活用を行う。
イーアセット投資法人の運用見通しは、2006年4月期(05年5/2~06年4/30)の営業収益が22億2500万円、経常収益が8億8400万円、当期純利益が8億8300万円。10月期(06年5/1~10/31日)の営業収益は17億3200万円、経常収益7億3500万円、当期純利益が7億3400万円を想定している。
運用会社はアセット・リアルティ・マネジャーズ(東京・千代田区、深田武寛社長)。