国税庁は1日、相続税や贈与税の土地評価額の算定基準となる2005年分の路線価を公表した。全国約41万地点の標準宅地の平均路線価(1月1日現在)は、1㎡あたり前年比3.4%下落の11万2000円で13年連続の下落となったが、下げ幅は前年から1.6ポイント縮小し、下落に転じた93年以降での最小値となった。
圏域別では、東京都が47都道府県で唯一13年ぶりに0.4%の上昇に転じ、都市部を中心とした下げ止まりの傾向が一層顕著になった。
路線価が最も高かったのは、東京・銀座中央通りの1㎡あたり1512万円。5年連続の値上がり(前年比9.9%増)で20年連続のトップ。