【連載】地元のプロに聞く京町家の再生活用(下)、ニーズ掘起しで人気復活も、体験提供が付加価値に、用途変更の建築確認申請規制緩和で大型物件にも可能性、地域の人材を活用次世代への技術継承も
1950年以前に伝統的な工法で建てられた京町家は、希少価値が高く、投資物件として注目される一方、年間800件のペースで減少している。維持管理や用途変更の難しさなど、活用を阻む壁は低くないものの、行政は歴史的建造物の利活用を推進。地元・京都で京町家を宿泊施設に再生、運営するレ・コネクション(京都市下京区)の奥田久雄社長は、こうした状況が「変わりつつある」という。
--“京町家”でも、不便な場所に ...