【連載】競売物件東京地裁開札トピックス-95-、2019年上半期の総括、収益物件の融資引き締め実感
今週は2019年の上半期の東京地裁の競落動向を振り返ることにする。今年上半期は昨年18年上半期に比し対象物件は334物件から418物件と84物件増加した。一方で総入札本数は3983本から3984本と1本増加しただけであったので、競落1本あたりの入札本数が9・72本と対昨年同期比1・65本減少し、12年上期以来6年ぶりに10本以下になった(別揚グラフ参照)。
これを見ると競落しやすくなった感があ ...