2018年の東京地裁総括(2)、金融緩和政策以前の水準、今年1年、競落しやすい環境想定、競売物件、東京地裁開札トピックス、-69-
2018年東京地裁は対象物件が反転増加したことを前週述べたが、では、その競落水準はどうであったか。図表1は物件種別毎の上乗せ率の4年推移である。
全体平均の上乗せ率は17年比で13ポイント以上低下している。
マンションに関しては50%を大きく割り込んでいる。マンションの上乗せ率の低下は売却基準価額の水準を評価時に底上げしたことも影響しているが、土地付建物が低下しているので、やはり競落水準がや ...