【連載】競売物件、東京地裁開札トピックス-68-、2018年の東京地裁総括(1)競売市場の転換年に、ターゲット物件の増加続く
今週から2週の連載では2018年の東京地裁の開札結果の総括を行いたい。
まずは全国の競売新規申し立て件数であるが、一昨年は前年比で約6・55%減少した。これで2010年から8年間連続での減少になる。
ただ減少幅は縮小し、福岡高裁管内は逆に36%以上も増加している(図表1参照)。
また、東京地裁本庁についてもわずかながら増加した。競落率は依然として水準は高いものの、こちらもわずかに減少した( ...