２０１０年、政府は新たな成長戦略の一つに従来の新築重視からストック重視へ住宅政策の転換を図る戦略を打ち出した。 政策転換の背景には住宅供給過多がある。人口増加や高度成長、地価上昇神話といった要因を下支えに住宅総数が総世帯数を上回ったためだ。空き家が年々増加する現状を不動産のある専門家は「新築を１０軒建てれば人口の移動が伴い、ほかの地域で空き家が４軒増える計算になる」と警鐘を鳴らす。 　国際的な位 ...