日本の経済成長と積極的な消費を担ってきた団塊世代の本格退職が始まった。この世代が一斉に労働市場から退出することにより、労働力の急減や熟練技能の断絶など「労働市場の２０１２年問題」が懸念されている。一方でリーマン・ショックからの長引く景気低迷、円高、東日本大震災など停滞感が続く日本にあって団塊世代、そしていわゆるシニア層の消費需要は経済復活のカギを握るとも言われている。住宅・不動産業界も、団塊世代 ...