ハウス・住設
連載
先端を読む(215)、住宅ジャーナリスト・櫻井 幸雄の現場レポート、マンション市場に陰り?、金利優遇打ち切りでも購入マインド上がらず、夏の営業自粛がじわり影響
昭和40年代、チョコレートの新製品が出た。それは、大手菓子メーカーの商品で、値段が安いことをセールスポイントにした。チョコレートは100円という時代に、90円で売り出したのである。安さの理由は、広告宣伝費を一切かけないこと。高度成長期に膨張した広宣費。そのムダを省いて低価格を実現したわけだ。
現代であれば「ムダを省いた低価格」をさかんに宣伝するだろう。しかし当時は、メーカーの意図を説明せず、い ...
