ハウス・住設
連載
先端を読む(193)、住宅ジャーナリスト・櫻井 幸雄の現場レポート、余波続き住宅需要読み切れず、東日本大震災から1カ月、底値探る投資需要は動きも
阪神淡路大震災が起きたのは95年1月。その日の朝、私はテレビを付けてはじめて地震を知った。当日、首都圏ではまったくといっていいほど仕事に支障はでなかった。普通通りに仕事をし、夜になれば繁華街にも人出があった。地震の後、首都圏で給料が下がったという記憶もない。仕事で関係のある会社の社長がボランティアで神戸に行ったため、進行が滞った仕事が1件あったが、支障はそれくらい。普段と変わらずに仕事をし、生活 ...