景気の底入れ感とともに回復傾向が見えてきた不動産流通市場。昨年を通じて好調だった個人市場に加え、戸建て用地の仕入れもさらに活発化するなど法人市場にも活発な動きが出てきた。買い手不在が長らく続いてきた大型物件もＪリートや私募ファンドの復活で光明が差してきた。２００９年度の市場を概観するとともにこれからの市場動向を展望する。 　不動産価格が下落し、全国的に値ごろ感が広がった前期は、根強いと言われなが ...