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住宅時評 トレンドを斬る(603)、ハウジングライター・藤原 利彦、「週刊住宅」50年の紙面の変遷、情報紙から専門紙へ、顔をどこに向けるかで議論
私が週刊住宅に入社したのは昭和46年秋。週刊住宅新聞社が設立されて10年ほど経ったころで、当時の紙面は、開発、行政、業界団体の動向、不動産の法律、公団の空家募集の紙面で構成、加えて不動産の物件情報(3行広告)の紙面が記事と同じくらいあって収益源だった。公団の人気空家の応募倍率は40倍~50倍、住宅はまだ量が不足していた時代で、「週刊住宅」は駅でもかなり売れていた。
住宅・不動産業は成長産業とい ...