その他
連載
住宅・不動産業界の50年、時代が動いた瞬間(とき)、(15)都市計画制度(上)容積率規制を導入、既存不適格が更新の妨げに
用途地域指定や容積率など土地の利用価値を大きく左右する都市計画制度上のさまざまな規制。現在の制度の骨格は昭和43(1968)年につくられた。
昭和30年代半ばからの高度経済成長によって、人口の増加と都市への集中に対応したものだ。遅れていた都市基盤は急速な都市化に追いつかず、また農地や山林を虫食い的に宅地化する無秩序なスプロール現象が発生していた。スプロール開発された郊外では、道路や上下水道など ...