【特集・明日のマンション開発を考える】ワンルーム市場、大手デベも参戦、業界地図に変化の兆し、都心部中心に開発増える、東京カンテイ市場調査部上席主任研究員、中山登志朗
■都心シフトが鮮明に
リーマン・ショック以降の景気低迷による住宅およびマンション市場の縮小は、2010年に入ってようやく最悪期を脱しつつある。
分譲マンションの新規供給や開発用地の取得動向、さらには売れ行き動向(初月契約率推移)を見る限り、1年前の2009年前半からは各々の数値が改善しており、市場全体の急激な縮小が収まって徐々にマンション分譲が再開され始めている。
ただし、現状は交通利便性 ...